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京都でのれんを製作する

のれんの役割・歴史について

のれんの歴史

のれんとひとことで言っても、その役割には様々な役割があります。
のれんの起源は鎌倉時代末期に中国から禅宗と共に伝えられたものです。

のれんは「暖簾」と表されるように暖かい簾(すだれ)、つまり寒さを凌ぐためのものでした。

当時は、冬場の寒さを防ぐために禅堂の入口に綿布を重ねて掛けられたものが、
のれんとして親しまれるようになったのです。

次第に中に人が入りやすいように、中央に切り込みを入れるなど改良が加えられていきます。
江戸時代になると町人たちに好んで用いられるようになります。

空間を仕切る

外と内に設置するものとで分けられるようになり、現代でも見ることができる、
お店の入口に掛けて看板のようなものも登場するようになりました。

表口に掛けられるものでは、商いを行う際の屋号や商標、
家紋などのデザイン性にもバリエーションが生まれてきます。

本来の防寒としての役割や日よけなどの実用的な面だけでなく、
宣伝や広告する目的の意味合いが強くなっていくのです。

戦前戦後の屋台や飯屋などでは、出ていく際に食事で汚れた手を拭いていくことから、
汚れているほど繁盛している店と言われ目安にもされていました。

また、家の内部にも目隠しや部屋との仕切りとして、寝室や納戸などにも使用されるようにもなります。

歌舞伎と言った芝居の世界などでも馴染みの深いものとなり、
舞台との出入り口に掛けられるようになります。

このように、空間を仕切ることにも使用されて行くようになったのです。
のれんは様々な用途に使用されて行く上で、日本文化の歴史を反映するような形になっていきます。

生活する人々の暮らしに溶け込みながら、ゆっくりと育まれてきたものなのです。
中には観賞用として飾られるものもあります。

庶民に親しまれるものから、芸術性が高く優雅なものまで様々な表情を有しているのです。
のれんは、その時代背景を映しながら歴史と共に姿を変えて、これからも生き続けていく存在だと言えるでしょう。